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目上の方にお祝いをいただいたら…失礼にならない内祝・お返しマナー
結婚や出産など慶事のお祝いごとの際、日頃お世話になっている職場の上司や目上の方からお祝いをいただくこともあると思います。お祝いをいただくのは嬉しいですが、内祝に何を贈るべきか、贈る際のマナーなど、悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。 今回は目上の方に内祝やお返しを贈る際に気を付けるべきポイントやおすすめのギフトなどをご紹介します。 以下のポイントを押さえて、失礼なく感謝の気持ちを伝えましょう。 1. 基本的なマナー
・お返しは必須ではないが、贈るのが丁寧
本来、目上の方に対するお返し(内祝い)は不要とされていますが、日本の慣習として、 「感謝の気持ちを形にする」ために贈るのが一般的 です。自分と相手の関係を重視してお返しをするといいでしょう。 ただし、あまり高額なものを贈ると、かえって気を遣わせてしまうため注意が必要です。 ・まずはお礼を伝える お祝いをいただいたら、すぐにお礼を伝える のが最優先です。 直接会える場合 → 口頭で感謝を伝える 離れている場合 → 電話やメールでお礼を伝える その後、1週間〜1ヶ月以内を目安にお返しを贈ります。 出産後など、体調や新生活でバタバタしてお返しを贈るのが遅れてしまったときはお詫びの言葉を添えて贈ることできちんと感謝の気持ちが伝わります。 2.お返しの品の選び方
・金額の目安
目上の方への内祝いの金額相場は、一般的に いただいた金額の3分の1から半額程度 が目安とされています。ただし、会社の慣習や上司との関係性によって調整するのが良いでしょう。高額すぎると「お祝いをもらって負担に感じた」と受け取られ失礼になってしまう可能性があるため、上限は半額程度にとどめるのが無難です。 ・ギフト選びのポイント ・消えもの(食べ物や日用品)が無難:形に残らず、相手に気を使わせないものが良いでしょう。 ・高級感のあるもの:有名ブランドや上質な素材など、高級感を意識しましょう。必要なものがすでに揃っている目上の方には量よりも質を重視したものが喜ばれやすいです。 ・相手の好みに配慮する:相手の好みや趣味にあったギフトも喜ばれやすいです。またご家族がいらっしゃる方には、みんなで分けあえるスイーツやグルメなども人気です。何を贈ったらよいか迷った場合には、自分で好きなものを選んでもらえるカタログギフトもおすすめです。 ・おすすめの品 スイーツ:高級和菓子、有名パティスリーの焼き菓子、高級チョコレート 飲み物:高級茶葉、コーヒーセット、紅茶 日用品:上質なタオル、ハンドソープ、入浴剤 カタログギフト:表紙が上品で落ち着いたデザインのもの 3. のしのマナー
内祝いやお返しなどのフォーマルな贈りものにはのしを掛けるのがマナーです。
贈りものの用途によりのしの種類もことなるため、マナーをしっかり確認し、間違いのないようにしましょう。 ・のし紙の種類 結婚祝いのお返し → 紅白結び切り(一度きりが望ましい) 出産・昇進・新築祝いのお返し → 紅白蝶結び(何度あっても良い) ・表書きの書き方 「内祝」(一般的) 「寿」(結婚祝いの場合) 自分の名前を記載する(フルネームが望ましい) のしのマナーについてもっと詳しく見る→「意外と知らない、熨斗(のし)の基本」 4.お礼状・メッセージを添える
内祝・お返しを贈る際は、直接感謝の気持ちを伝えて手渡しするか、お礼状やメッセージカードを添えるとより丁寧な印象 になります。
お礼状の例文 拝啓 このたびは、温かいお心遣いを賜り、誠にありがとうございました。 おかげさまで○○(例:「結婚」「出産」「昇進」など)を迎え、大変嬉しく存じます。 ささやかではございますが、感謝の気持ちを込めて内祝いの品をお贈りいたします。 今後ともご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。 敬具 ○○(自分の名前) 5.避けるべきギフト
目上の方にギフトを贈る際、目下の方から贈ることで失礼になってしまうものがあります。
以下の品物には注意してギフトを選びましょう。 ・縁起が悪いとされる物 ✖刃物(包丁・ハサミ・ナイフ):「縁を切る」「関係を断つ」という意味を持つため、贈り物には不向き。 ✖ハンカチ:「手切れ(関係が切れる)」を連想させるため、特に上司や恩師など目上の方には避けるのが無難。ただし有名ブランドのハンドタオルなどは問題ないこともあります。贈る相手によって選びましょう。 ✖櫛(くし):「苦(9)」「死(4)」を連想させるため、特に高齢の方には避けたほうがよいでしょう。 ✖履物(靴・靴下・スリッパ):「踏みつける」「相手を見下す」という意味があるため、上司や目上の方には不適切です。 ・弔事を連想させるもの ✖白いもの(白いハンカチ・白い花など):白は葬儀や弔事のイメージが強いため、贈り物としては不向きです。 ✖お茶:香典返しや弔事の贈り物として使われることが多いため、目上の方への贈り物には向かないでしょう。ただし、高級茶葉や紅茶のギフトは例外として許容されることも。 ・直接的な「お金」に関するもの ✖現金・商品券:「金銭で済ませる」という印象を与えかねないため、上司や目上の方には避けるのがマナー。どうしても自由に選んでもらいたい場合は、カタログギフトが無難。 ✖時計・カバン:「勤勉に働け」「もっと努力せよ」と受け取られることがあるため、上司への贈り物としては避けたほうが良い。 上司へのお返しは、「感謝の気持ちを伝えつつ、相手に気を遣わせない」ことが大切です。 形式的になりすぎず、気持ちが伝わる品を選びましょう。 ・「長続きしない」もの ✖ライターやマッチ、灰皿:「火が消える」=「関係が終わる」「運が燃え尽きる」といった意味に捉えられることがあるため注意が必要です。喫煙者への贈り物なら、上質な葉巻やシガーカッターなど、直接「火」を連想しないものを選ぶと良いでしょう。 ✖筆記用具(ボールペン・万年筆):「もっと精進しなさい」「仕事に励め」という意味を持つため、部下から上司への贈り物には不向きです。 目上の方に喜ばれる内祝ギフト |