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マナー違反になっていない?内祝・お返しを贈るときのマナーとタブー
内祝い(うちいわい)やお返しをする際には、贈る相手に失礼のないように気をつけるべきタブーがあります。以下、特に注意したいポイントを紹介します。
1. 金額に関するタブー
・高すぎる・安すぎるものを選ばない
一般的に、お祝いへのお返しは「半返し(いただいた金額の1/2~1/3程度)」がマナー。高額すぎると相手に気を遣わせ、安すぎると失礼になってしまいます。 ・現金・商品券は避ける お祝いのお返しに現金や商品券を贈るのは「お金を突き返す」意味になり、不適切とされることが多いので注意しましょう。また、現金や商品券は金額が直接分かってしまうためトラブルの原因となる場合もあります。 2. 縁起の悪い品物
・刃物類(包丁・ハサミなど)
「縁を切る」ことを連想させるため、お祝いごとでは避けるのが一般的です。ただし、新生活の門出(結婚祝いなど)でリクエストがあればOKでしょう。 ・ハンカチ 日本語で「手巾(てぎれ)」と書くことから、「縁を切る」という意味に捉えられることがあります。目上の人へのお返しには避けたほうが無難とされています。 ・ 日本茶 日本茶は香典返しに使われる印象が強く、お祝いごとの贈りものとしては縁起が悪いと思われてしまうこともあるため避けた方が良いでしょう。 3. 数字や包装に関するタブー
・ 「4」や「9」に関係するものは避ける
「4(死)」や「9(苦)」を連想させるため、気にされる方もいらっしゃいます。商品や詰め合わせの個数がこの数字にならないように注意してみても良いでしょう。 ・包装紙やのしのマナーを守る フォーマルな贈りものや目上の方へ贈りものの場合、のしを掛けることも必須です。 特にお祝いごとやお返しでは熨斗を掛けることでより丁寧な印象になります。 ≪のしの基本≫ ・のし紙の上段(表書き):贈る目的を記載(例:「内祝」「御礼」など) ・のし紙の下段(名入れ):贈り主の名前を記載(個人なら姓またはフルネーム、会社なら会社名) ・紅白結び切り:結婚のお祝いやお返しなど、一度きりが望ましい場合に使用。 ・紅白蝶結び:出産祝いなど、何度あってもよいお祝いやお返しに使用。 ・弔事の贈り物では、地域や家庭の慣習や宗派に応じて「黒白」または「黄白」の掛け紙を使用。 4. お返しのタイミング
・遅すぎるお返しは失礼
一般的には、いただいてから1週間~ 1ヶ月以内 に贈るのがマナーです。 特に結婚・出産祝いのお返しは、遅れると相手に不快感を与えてしまうことがあります。 5. 目上の人へのお返しのタブー
・あまりにも高価すぎるものを贈らない
目上の人に対して、高額な贈り物は「失礼(逆に恩を着せる)」と受け取られることがあります。適度な価格帯の品物を選ぶのがベターです。 ・「お返し」と言わない 目上の人には「お礼の品」「感謝の気持ちとして」など、へりくだった表現を使うとよいでしょう。直接お礼を伝える場合やメッセージカードで感謝を伝える場合には注意が必要です。 内祝い・お返しを贈る際は、「金額」「品物の種類」「包装・数字」「タイミング」「目上の人への配慮」 に注意しましょう。特に縁起の悪いものや、相手に気を遣わせるような品選びは避けるのがマナーです。 適切な贈り物を選ぶことで、より良い関係を築けるので、心を込めて選んでみてください。
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